更年期障害は最近ではよく耳にする症状ですよね。
特に症状が現れやすいのが女性で、体調や精神に大きく影響し、患った本人にとっては辛い時期でもあります。その症状は40代の早いうちから発症してしまう人もいるんです!
今回は更年期障害とはどんな症状か?また対策法はあるのか?などをまとめてみました。
まずは知ろう。更年期のこと
成熟期が終わった後に来る更年期
更年期障害とはこの更年期の時期にホルモンバランスが乱れ、体調や精神に不調が出る症状になります。
閉経の前後の10年間
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閉経を挟んで、前後10年間くらいを更年期といいます。
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どんな症状が出るの?
どんな症状が出てしまうの・・・?
ほてり(顔がほてる・ホットフラッシュ)
のぼせ(顔がのぼせる)
胸の痛み(乳房の痛み・動悸)
脈が早まる
多汗(大量の汗(顔から汗が止まらない)・スウェッティング)
めまい・ふらつき・耳鳴り
体がだるい(倦怠感)・疲れやすい
肥満(太る)
やせ
むくみ(むくむ)
頭痛・頭が重い
冷え
頻尿・尿もれ
抜け毛・薄毛
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更年期障害になってしまう原因とは
女性ホルモンの低下が一番の原因!
特に女性は閉経などホルモン分泌の低下によりエストロゲンが急激に減り、脳がパニックを起こしたり、自律神経が乱れるなどの症状が現れます。卵巣や子宮は女性にしかない器官なのでホルモンバランスの乱れによって女性は特に影響されやすく、更年期障害も重い人が多いのです。
さまざまな症状は、「卵巣機能の低下」だけでなく、「環境的要因」「本人の気質」などが複雑に絡み合って起こるといわれています。
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更年期に入った?と思ったらチェックしてみよう
基礎体温や骨量を測ってみる
・基礎体温を測る
女性ホルモンの分泌の変化がわかるのが基礎体温です。低体温期が長く、排卵後の高温相が短いというのが理想です。
・骨量を測る
エストロゲンの減少により影響を受けるのは骨量も当てはまります。それがゆくゆくは骨粗しょう症などにつながってしまいます。体組成計などで測れる機械もあります。
エストロゲンの減少具合で判断
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更年期障害に対策法はあるのか
エストロゲンに似た働きをする栄養素を摂る
女性ホルモンの減少が原因で起こってしまうならそれを補う栄養素を摂ることが大切になります。大豆イソフラボンよりも効果が期待されるエクオールはサプリメントとしても発売されていますので、試してみるのもアリです。
大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることがよく知られていますが、実は大豆そのものではなく、腸内でイソフラボンから作られる成分「エクオール」に大豆イソフラボンを上回る作用があることが注目されているのです。
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更年期外来という専門機関もある!
専門機関で治療を受ける方法もある
治療法としては「ホルモン補充療法(HRT)」が主流で注射・パッチ剤・飲み薬などでエストロゲンを補います。またホルモン補充療法に適していない人に対しては「漢方療法」が適用される場合もあります。
まとめ
我慢せずに早めの対策を
今回は40代でも発症する可能性がある「更年期障害」について調べてみましたが、いかがでしたか?
更年期は誰でも迎える時期で、その時期に体や心に辛い症状が出ることを更年期障害と言います。その原因として女性ホルモンのエストロゲンの減少があり、対策するにはエストロゲンと似た働きをする栄養素の摂取や専門的治療が必要です。
更年期障害は我慢して治るものではありません。セルフチェックで疑いがあるなら、ぜひ専門機関を受診して対策を講じましょう!