子宮筋腫とは?
子宮筋腫とは?
子宮の壁は筋肉でできています。妊娠によって子宮が膨張し、出産時には収縮するのは子宮の壁が筋肉でできているためです。子宮筋腫は、この筋肉層にできた良性の腫瘍で、筋肉細胞が異常に増殖したものです。子宮筋腫の原因は解明されていませんが、初経が始まった後に子宮筋腫ができることから、生まれつきの「素因」にエストロゲンなど女性ホルモンの影響が加わることが原因ではないかと言われています。
良性の腫瘍なら気にしなくても良いのでは?と思われるかもしれませんが、まれに悪性の腫瘍である場合もあるため、放っておくのは危険です。
出典: http://www.jsog.or.jp
良性の腫瘍なら気にしなくても良いのでは?と思われるかもしれませんが、まれに悪性の腫瘍である場合もあるため、放っておくのは危険です。
子宮筋腫は良性の腫瘍ですから、それ自体が生命を脅かすものではありません。しかし放置しておきますと10kgを超えるような大きさまでになることもあります。女性ホルモンによって筋腫が大きくなりますが、逆に閉経後には小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。大きさやできた場所によって症状が違ってきます。
出典: http://www.jsog.or.jp
子宮筋腫の主な症状
どんな症状?
子宮筋腫の主な症状は以下の通りです。
・月経が長く続く
・月経時の出血量が多い
・貧血がある
・月経痛がひどい
・月経以外の出血
・腰痛
・頻尿
筋腫が大きくなると、場合によっては下腹部を触るとしこりがわかるようになります。
・月経が長く続く
・月経時の出血量が多い
・貧血がある
・月経痛がひどい
・月経以外の出血
・腰痛
・頻尿
筋腫が大きくなると、場合によっては下腹部を触るとしこりがわかるようになります。
どうやって診断するの?
どうやって検査するの?
子宮筋腫の有無は触診と超音波検査でほぼわかるようになりました。MRIによって子宮内部の様子を外から観察し、診断をすれば触診や超音波検査ではわかりにくい部分に出来ていても、判別することが出来ると言われています。痛みは全くありません。MRIの診察を希望する場合は、設備の整った大きな病院に行きましょう。
治療法は?
治療は痛くない?
基本的に、治療法は薬物療法か、摘出手術です。
ホルモン療法で女性ホルモンの分泌を一時的に停止させる方法です。人工的に閉経したのと同じような状態をつくるため、更年期障害が現れ、骨粗しょう症のリスクも高めることになります。使っても半年が限度とされており、根本的な治療にはならないこともあります。
筋腫のみを摘出して子宮を残す方法と、筋腫ごと子宮を摘出する方法があります。年齢や妊娠の希望有無などによって決定されます。開腹手術だけではなく、内視鏡手術もあります。
■薬物療法
ホルモン療法で女性ホルモンの分泌を一時的に停止させる方法です。人工的に閉経したのと同じような状態をつくるため、更年期障害が現れ、骨粗しょう症のリスクも高めることになります。使っても半年が限度とされており、根本的な治療にはならないこともあります。
■摘出手術
筋腫のみを摘出して子宮を残す方法と、筋腫ごと子宮を摘出する方法があります。年齢や妊娠の希望有無などによって決定されます。開腹手術だけではなく、内視鏡手術もあります。
まとめ
子宮筋腫は一度摘出しても、また別の筋腫が大きくなることもあり、一度治療すればもうならない病気というわけではありません。子宮筋腫が原因で妊娠しにくくなったり、流産しやすくなったりすることもあります。今のうちに基礎知識を身につけておき、万が一違和感を感じることがあれば、お医者さんに相談しに行くようにしましょう。