手や足の裏、あるいは全身に大量に汗をかいてしまう。それは多汗症という疾患に当てはまります。この多汗症の原因となる器官はご存知ですか?
今回は多汗症と深く関わっている汗腺「エクリン汗腺」をご紹介します。
汗が異様に出てしまう「多汗症」という症状
全身または局所的に汗が大量に出る・・・
多汗症という症状を聞いたことがあるでしょうか?
多汗症は日常生活に支障をきたすほどの汗が出てしまう症状です。汗をかくことは生理現象で誰でも起こることですが、多汗症の人は局所に汗が多く出てしまいます。
出典: https://ja.wikipedia.org
多汗症は日常生活に支障をきたすほどの汗が出てしまう症状です。汗をかくことは生理現象で誰でも起こることですが、多汗症の人は局所に汗が多く出てしまいます。
体温の調節に必要な通常の範囲を超えて、発汗が異常に増加することを指す症状である。手、足、腋の下、顔などに、日常生活に支障を来たす程の発汗過剰を認める疾患である。
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多汗症に関係しているのは「エクリン汗腺」
エクリン腺は体のいたるところにある
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ではどうして汗が大量に出てしまうのでしょうか。その原因に「エクリン汗腺」という汗腺があります。エクリン汗腺は1平方センチに100個以上存在しており、人間の全身に持っている汗腺です。約230万個あるとされていますが、多い人では500万個以上にも及びます。
多汗症の人はストレスや極度の緊張でエクリン汗腺から汗が大量に出てきてしまいます。
出典: http://www.skincare-univ.com
多汗症の人はストレスや極度の緊張でエクリン汗腺から汗が大量に出てきてしまいます。
エクリン腺から出る汗の99%は水分で、残り1%に塩分や尿素、アンモニアが含まれています。99%が水分であるだけに、においはほとんどありません。
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汗を抑えるならエクリン汗腺に対する治療が必要
エクリン汗腺に働きかける治療はさまざま
このエクリン汗腺が過剰反応してしまうことが原因なので、汗を抑えたい場合は治療が必要です。現在多汗症の治療はさまざまなものが確立されていますが、症状の度合いによって選択できたり有効な治療法は変わってきます。
もし治療を受けたいと思っているなら、専門のクリニックでまずは汗の度合いを確かめてから治療法を選ぶことが大切です。
出典: https://ja.wikipedia.org
もし治療を受けたいと思っているなら、専門のクリニックでまずは汗の度合いを確かめてから治療法を選ぶことが大切です。
塩化アルミニウム液の外用。スーパーカントというポリ塩化アルミニウムカプセラ水が販売されている。
イオントフォレーシス。手のひらや足の裏への通電を定期的に行うことで、発汗を止める。
ボトックス®注射(ボツリヌス毒素注射)。[11]
プロバンサイン(プロパンテリン臭化物)の服用。
手足に限るが交感神経ブロックを行うこともある。ただし、副作用として代償性発汗が生じる場合がある。
腋の場合、皮膚を切り取ったり削る手術を形成外科で行う方法がある。また最近では、マイクロ波の熱による治療方法(ミラドライ)もある。
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まとめ
今回は汗がたくさん出る症状多汗症に関係してくるエクリン汗腺についてまとめましたが、いかがでしたか?
エクリン汗腺は誰しもが持っている汗腺です。しかし体温調節以外の時に大量に汗が出てしまう症状は普通ではありません。これに対処する方法は多汗症の治療が有効ですが、症状の度合いによって受けられる治療が変わります。気になる人は一度クリニックを訪ねてみましょう。