皮脂腺と分泌腺の関係を知る！春から夏へ、ワキガ・多汗症の原因と対策

皮脂腺と分泌腺は、どう違うのでしょうか？
分泌腺は体の表面に分泌を行うもので、唾を出す唾液腺、汗を出す汗腺もこれに含まれます。
皮脂腺もこの分泌腺の一つで、毛包の上部の毛脂腺と、皮膚表面の独立脂腺とがあり、皮脂を分泌することで肌にバリアをはるものです。

厄介者のように思われがちな皮脂腺ですが、皮脂腺と汗が混ざったものは、肌にとっては天然のクリームと同じで肌を守ってくれるのです。
もちろん毛穴が詰まった状態で過剰に皮脂が出れば、ニキビにもつながります。
肌の柔らかさと潤いを保ち、毛穴を詰まらせないようにしましょう。

皮脂腺とアポクリン腺は毛穴を共有しているため、ある意味つながった状態です。
そのため皮脂とアポクリン腺からの汗は混ざりやすく、ただでさえ臭いを発生させやすいアポクリン腺からのタンパク質や脂質を含んだ汗に、更に栄養を与えてしまうことに。

アポクリン腺からの汗に皮脂が混ざることで、常在菌が繁殖しやすくなり、結果として臭いも強くなってしまいます。
これを防ぐためには菌の繁殖を抑えることが必要なので、外出時に汗をかいたらデオドラントシートでふき取るなどの対策を。

いかがでしたか？
体温調節機能のあるエクリン腺からの汗と違って、アポクリン腺からの汗は元々臭いを作り出すために出ているのです。
雑菌が繁殖しやすくなる春から夏にかけては、こまめにケアをして臭いを抑えましょう。