もしかしてワタシ臭ってる・・・？そんな時スグできる対策は「汗を拭く」こと

まずはワキガの匂いの原因から学んでいきます。

人間は二つの汗腺を持っており、ワキガと関係しているのが「アポクリン汗腺」です。アポクリン腺から出る汗には脂質・タンパク質・糖質・鉄分・アンモニアなどの成分が含まれています。これら成分が汗腺部分にいる常在菌によって分解される時に出る匂いが、あの独特な匂いなのです。

あの匂いは人間が発するフェロモンの香りです。ですのでアポクリン汗腺があるエリアは、ワキの下・乳輪・耳の中・陰部・肛門などデリケートな部分に限られています。

上記で説明したように、ワキガはアポクリン汗腺から出る汗が原因です。ですので、「汗を拭く」という行為は最も簡単にできるワキガ対策になります。

常在菌が汗の成分を分解してしまう前に、汗を拭き取ってしまえば匂いが発生することも少なくなります。また、衣類に汗が染み込んでしまうのも防げるので、より匂い対策として効果的なのです。

じゃあ汗をかいたらすぐ拭き取れば良いんだね♪と思いがちですが、その時に気をつけてほしいことがあるので、ご紹介します。

・乾いた布やシートで拭くのはNG
・少し濡れた布やシートで拭くのが正解
・濡れすぎた布やシートで拭いた後、ワキガ濡れていると余計に匂いが悪化する

この3点です。どうしてかというと、乾いた布では汗に含まれる成分までは拭き取ることができないのです。少し濡れた状態の布やシートならその成分まで取り除くことができます。しかしワキガ濡れると余計に匂いの原因になるので、あくまでも「少し濡れた状態の布やシート」というのが大事になってきます。