子宮内膜症とは?
どんな症状?
子宮内膜は、子宮の中にある赤ちゃんのベッドとなる場所です。妊娠しない場合は、毎月出血となって、腟から排出されます(生理)。子宮内膜症は、この子宮内膜に似た組織が、子宮の内側以外の場所に生着し、生理のたびに出血や炎症、癒着を起こす病気です。強い生理痛や子宮周囲の癒着による痛みを引き起こしたり、不妊の原因となる可能性があります。
子宮内膜症になる可能性が高まっている?
子宮内膜症は生理のたびに進行する病気です。昔に比べて子供を産む回数が減った現代女性は、一生に経験する生理の回数が5~10倍になったと言われています。それだけ子宮内膜症のリスクが高いと考えられます。そして、日本では10人に1人が子宮内膜症であると言われています。
子宮内膜症のチェック
下記項目が当てはまる方は、子宮内膜症の可能性があります。違和感を感じられる方は、お近くの病院に相談してみましょう。
①生理痛が毎回つらい
②生理痛がひどくなり、鎮痛薬の量が増えてきた
③生理以外の時にも下腹部が痛くなることがある
④大便をしている時に肛門の奥をつきあげるような痛みがある
⑤性交渉時に肛門の奥につきあげるような痛みがある
①生理痛が毎回つらい
②生理痛がひどくなり、鎮痛薬の量が増えてきた
③生理以外の時にも下腹部が痛くなることがある
④大便をしている時に肛門の奥をつきあげるような痛みがある
⑤性交渉時に肛門の奥につきあげるような痛みがある
どのように診断するのでしょうか?
年齢や症状、内診と直腸診、血液腫瘍マーカー(CA125)検査、超音波断層法検査、CT検査、MRI検査、大腸または小腸内視鏡(最近はカプセル内視鏡を使用することもある)検査、腹腔鏡検査などを駆使して診断します。なかでも確定診断と進行状況を診断するには、腹腔鏡検査が不可欠です。腹腔鏡検査は腹部の3~4箇所に小さな穴をあけ、直接お腹の中を観察する検査です。
子宮内膜症の予防方法
子宮内膜症の予防方法は?
現段階では原因が明確ではないため、確実な予防法はなく、規則正しい食生活やストレスを溜めないことなどが推奨されていますが、特に体を冷やさないようにすることが大切です。これは生理痛にも有効なので、温かい食事、湯船につかるなど、体を温めるように心がけましょう。
まとめ
たかが生理痛で大げさと思われるかもしれませんが、中には子宮内膜症のような婦人科疾病が原因の生理痛もあります。キラキラした素敵女子でありつづけるために、自分の身体の事は自分がしっかり気にかけてケアしていきましょう♪