若年性乳がんとは?
若年性乳がんは10代~30代の人に発症する乳がんで、とくに30代で多く見られます。やっかいなことに、若年性乳がんは一般的な乳がんよりも進行スピードがかなり早いことが分かっています。発見直後にすぐ第2ステージに突入していたり、腫瘍が大きくなっていたりすることがあります。
若年性乳がんの症状は?
乳がんの症状:しこり
若年性乳がんのしこりは平均で2.9cmで、一般的な乳がんよりも大きいのが特徴です。一般的な乳がんの場合、皮膚の浮腫や衛星結節のような皮膚症状が現れることがありますが、若年性乳がんはほとんど皮膚症状が見られません。
どんな人がなりやすい?
若年性乳がんは肥満体質ではない痩せ型に多いと言われています。また、家族内に乳がんを患った人がいれば、若年性乳がんを発症しやすいという傾向もあります。乳がんは遺伝が関係している可能性が高く、身内に発症した人がいれば自分も発症する恐れがあると気をつけておいた方が良いでしょう。
出典: http://www.jakunen.com
若年性乳がんの特徴を調べるために、さまざまな因子を35歳未満の若年者と、35歳以上の非若年者間で比較してみました。若年性乳がんでは非若年性乳がんに比べて、同時性、異時性ともに両側性乳がんは少ない、乳がん家族歴がある、BMIが小さい(肥満が少ない)といった結果でした。
出典: http://www.jakunen.com
若年性乳がんの原因
前述の通り、遺伝も原因の1つですが、その他に食生活の欧米化も原因の1つと言われています。食生活の欧米化で栄養バランスが乱れ、健康的な体でいるために必要な成分が十分に摂れていない人も多くなりました。栄養バランスが整っていないことが、若年性乳がんのがん細胞が排除できない原因となり得るのです。
セルフチェックポイント
セルフチェックしよう!
乳がんのセルフチェックポイントをご紹介します。ご自分の大事な身体のために、毎日の習慣にしてあげましょう。全部をすぐに続けるのは難しいと思われる方は、1番取り入れやすいチェックポイントから始めていきましょう。
①両腕を下げた状態で、乳房や乳頭をチェックします。皮膚にただれがないか、ひきつれがないか、へこみがないかチェックしましょう。
②次に、両腕を高く上げて正面・側面・斜めから①と同じように乳房をチェックします。
③最後に乳頭を軽くつまみ、出血や異常な分泌液が出ないかチェックします。
①片手を上げ、もう片方の手で乳房の表面に円を描くように、しこりやこぶ、凹みがないかチェックします。
②次に、指先をそろえてわきの下に差し入れ、リンパ節が腫れていないか確認します。
触れたときにコリコリしたしこりがあれば、リンパ節が腫れていると考えられます。風邪をひいたときにもリンパ節が腫れることがありますが、ガンが原因でリンパ節が腫れている場合、痛みを伴わない場合も多くあります。
①片手を上げて、もう片方の手で乳房の内側を指の腹で軽く圧迫し、しこりや凹みなど違和感がないかチェックします。
②上げていた腕を下げて、乳房の外側も同様にチェックします。
③最後に脇の下に手を入れて、リンパ節が腫れていないか確認します。
■入浴前
①両腕を下げた状態で、乳房や乳頭をチェックします。皮膚にただれがないか、ひきつれがないか、へこみがないかチェックしましょう。
②次に、両腕を高く上げて正面・側面・斜めから①と同じように乳房をチェックします。
③最後に乳頭を軽くつまみ、出血や異常な分泌液が出ないかチェックします。
■入浴中
①片手を上げ、もう片方の手で乳房の表面に円を描くように、しこりやこぶ、凹みがないかチェックします。
②次に、指先をそろえてわきの下に差し入れ、リンパ節が腫れていないか確認します。
触れたときにコリコリしたしこりがあれば、リンパ節が腫れていると考えられます。風邪をひいたときにもリンパ節が腫れることがありますが、ガンが原因でリンパ節が腫れている場合、痛みを伴わない場合も多くあります。
■寝る前
①片手を上げて、もう片方の手で乳房の内側を指の腹で軽く圧迫し、しこりや凹みなど違和感がないかチェックします。
②上げていた腕を下げて、乳房の外側も同様にチェックします。
③最後に脇の下に手を入れて、リンパ節が腫れていないか確認します。
乳がん検診
検診を受けてみよう!
乳がん検診には、問診・視触診・マンモグラフィ・超音波検査の4種類があります。乳がんかどうか、良性か悪性かの確実な診断を得るために、これらの検診を組み合わせて行うのが良いと言われています。
最近の身体の調子や病気に関する質問を通して診断します。
①年齢
②生理周期など月経状況
③妊娠や分娩、授乳の経験有無
④親族の癌患者有無
⑤検診経験有無、経験有の場合はその際の診断結果
医師が触診や視診で乳房をチェックし、しこりや凹みがないか、リンパ節が腫れていないか、乳頭から分泌物がないかなどを観察します。ただし、ある程度の大きさにならないとしこりを発見できない可能性があるため、他の検診と組み合わせて確認した方が良いと言われています。
乳房をプラスチック板ではさみ、乳房専用のX線装置で乳房全体を撮影します。1方向か2方向から撮影します。触診や自己チェックでは発見できないしこりや、小さな乳がんの発見に適していると言われています。死亡率減少効果があるとも報告されており、優れた検査方法です。
超音波を使って乳房の病変を検査する方法です。視触診や自己チェックでは発見できないしこりや、見つかったしこりが良性か悪性の診断に用いられることが多いです。
■問診
最近の身体の調子や病気に関する質問を通して診断します。
①年齢
②生理周期など月経状況
③妊娠や分娩、授乳の経験有無
④親族の癌患者有無
⑤検診経験有無、経験有の場合はその際の診断結果
■視触診
医師が触診や視診で乳房をチェックし、しこりや凹みがないか、リンパ節が腫れていないか、乳頭から分泌物がないかなどを観察します。ただし、ある程度の大きさにならないとしこりを発見できない可能性があるため、他の検診と組み合わせて確認した方が良いと言われています。
■乳房X線(マンモグラフィ)
乳房をプラスチック板ではさみ、乳房専用のX線装置で乳房全体を撮影します。1方向か2方向から撮影します。触診や自己チェックでは発見できないしこりや、小さな乳がんの発見に適していると言われています。死亡率減少効果があるとも報告されており、優れた検査方法です。
■超音波検査
超音波を使って乳房の病変を検査する方法です。視触診や自己チェックでは発見できないしこりや、見つかったしこりが良性か悪性の診断に用いられることが多いです。
まとめ
違和感を感じたら病院に相談を!
若年性乳がんは進行が早い分、自分で気づくことも多い乳がんでもあります。先に上げたセルフチェックポイントを活用して、バストマッサージをするついでにチェックする習慣をおすすめします。ご自分の大事な大事な身体の小さな変化に気付いてあげられる準備を心掛けましょう。