ワキガ・多汗症の簡単治療法！食生活の対策を行うことで、ワキガ・多汗症が治るかも…？

ワキガ・多汗症の原因として一般的にあげられるのが“遺伝”、“体質”です。
遺伝や体質にはさからえませんが、ワキガ・多汗症の簡単な治療法のひとつとして“食生活の対策”があったのです。
食生活を見直して、ワキガ・多汗症とサヨナラしましょう！

今回は、“食生活２に重点を置きワキガ・多汗症の対策をご紹介していきます。

人間に皮膚は、表皮、真皮、脂肪層の3つから成り立っています。

そこに汗を作る汗腺の「アポクリン腺」「エクリン腺」の線が存在し、主に前者の「アポクリン腺」がワキガの原因、後者の「エクリン腺」が多汗症の原因となっています。

「アポクリン腺」が分泌する汗には、脂質・タンパク質が多く含まれており、皮膚の表面に付着している細菌が脂質・タンパク質を分解し、ワキガの独特な臭いを作り出します。

また、「エクリン腺」で分泌される汗にはほとんど臭いがありませんが、汗で脇が湿った状態になると湿気が好物の細菌がどんどん繁殖し、結果的に「アポクリン腺」によるワキガの臭いを増やしてしまうのです。

また、ワキガ・多汗症には両親から“遺伝”することも多く見られます。
しかし、遺伝だからと言って頭を抱える必要もありません。

今では様々な治療法が存在し、ワキガ・多汗症を治すことができます。
その中でも誰でもお金をかけずに治療をする方法として、“食生活の対策”というものがあります。

医療による治療よりはもちろん効果は発揮できませんが、食生活を見直し対策をすることで少しでもワキガ・多汗症の改善になります。

今回は、そんな食生活の対策方法をご紹介していきたいと思います。

私たち日本人にはなじみの深い“日本食”は、ごはんに味噌汁、菜もの、お魚、などとても健康に良いものでした。

日本食は日本人の体にとってとても理想的でしたが、近年では食生活も西洋化してきてしまい、“魚より肉”、“脂分が多いもの”などを食べる機会が増えてきました。

実際に、日本食を毎日欠かさず食べているという人は少ないのではないでしょうか？

実はこのような食生活の西洋化で、日本人のワキガ・多汗症体質が強くなってきているということがわかっています。

西洋化された不健康な食生活を送ることで、「アポクリン腺」が新しく発生してしまったり、数が増えてしまったりということはありませんが、動物性脂肪などが中心の食生活を続けていると、「アポクリン腺」の分泌活動が刺激され“従来より強いワキガ臭”を発生してしまうのです。

つまり、お肉類を食べるときは野菜を同時に摂るなどして、バランスの良い食生活を送っていく対策を心がけることは、ワキガ・多汗症を抑えるために必要なことなのです。

ワキガ・多汗症の対策としてまず一番おすすめしたいのが、“豆類”を摂取する食生活を心がけること。
現にも、ワキガ・多汗症の治療を行っている病院では、普段の食事から豆類の摂取を進めているそうです。

豆類には、発汗を抑制してくれる作用があるためワキガ・多汗症の方にはとても有効的な食べ物です。
また、豆類には“イソフラボン”が多く含まれており女性ホルモンに働きかける作用もあり、美容にも効果的のため女性には特におすすめ。

さらに、豆類は比較的低価格で購入できるため、毎日気軽に食べられるところも良いですね。
納豆や豆腐、厚揚げ、豆乳など、食べやすい食材としてどこにでも売られているので、毎日の献立に取り入れて食生活を送ってみてはどうでしょうか？

ワキガ・多汗症の対策として“辛いものなどの刺激物を避ける”食生活が必要です。

辛い食べ物は冷え性の方や一般的に健康な方には、身体を温める効果がありますが、ワキガ・多汗症の方の場合、辛い食べ物を摂取することで余計な汗をかくことになってしまいます。

例として“唐辛子”には、カプサイシンという成分が含まれており、これには発汗を促す働きがあります。
冷え性の方や一般的に健康な方には、寒いときに汗をかけるありがたい食べ物ですが、ワキガ・多汗症の方からすると厄介なもの。

ワキガ・多汗症の方は、普段から韓国料理などの辛い食べ物を避けた方がいいでしょう。

ワキガ・多汗症の対策の一番の敵といっても過言ではないものが“動物性脂肪が多い食べ物”です。

ワキガ・多汗症の方は動物性脂肪が多いお肉類はなるべく避けた食生活を送りましょう。
まずお肉類を食べると体温が上がる働きがあり、汗をかきやすくなってしまいます。

さらに普段から動物性脂肪中心の食生活を送っていると、汗をかく際に皮脂線から皮脂が出てしまい、汗の臭いがさらに強烈なものになってしまうのです。

脇の臭いに限らず、体臭が気になるという方は普段の食生活のなかで、お肉類の摂取を控えることが大切。

動物性脂肪の摂取を控えることで、出る皮脂も減らせることができるので自然と体臭も改善されます。

しかし、「お肉を我慢しろ！」というのは中々難しいもの。
お肉類を食べるときは一緒に野菜を摂る、お肉類を食べた次の日は魚類の献立にする、など工夫をしながら食生活の対策を行っていくと良いでしょう。