胸の筋肉を鍛えてバストアップ！腕の力が弱くても、膝立運動で効果を出す方法とは

昔に比べてバストの位置が下がったように感じる人はいませんか？
放っておくとどんどん垂れてきてしまうバストは、支える筋肉を鍛える運動をすることでバストアップすることができます。
バストを構成する脂肪や筋肉の位置を知ってから、効果的な膝立運動でバストアップしましょう。

女性のバストは、赤ちゃんにあげるおっぱいを生産する組織である乳腺を守るため脂肪がついています。
そのため男性の胸に比べて、膨らんだ形に。
乳腺は小葉という母乳を作る組織と、乳管という母乳が通る管で構成されています。
これらは腺葉という房状になっており、1つの腺葉に1つの主乳管があり、乳首まで達しています。
腺葉は20個程度集まることで、一つの乳腺を構成し、この大事な組織を守るためには、バストに脂肪がたっぷりつく必要があるわけです。

このように胸の大きさは乳腺にかかっており、それを刺激して大きくするのが女性ホルモン。
女性ホルモンの分泌が多ければバストも大きくなりますが、体に脂肪がつきやすくなります。

脂肪の塊のようなバストですから、加齢と共にそれを支える胸の筋肉が衰えてくると、バストの位置も下がってきてしまいます。
年を取ると体全体の筋肉量が少なくなるので、病気でもないのに昔と比べてすぐ疲れてしまう人は、筋肉の減少を疑ったほうがよいかもしれません。

ところで大胸筋は胸にある大きな筋肉ですが、乳房のすぐ下に位置していて、バストを支えている縁の下の力持ち。
この筋肉を鍛えることで、バストの垂れを少しでも食い止めることが可能です。
この大胸筋を鍛えるためには、腕立て伏せのような運動が効果的です。

大胸筋を鍛えてバストアップを目指すには、腕立て伏せが有効ですが、これは大胸筋以外にも三角筋や上腕二頭筋などの力も必要なので、概して腕の力が弱い女性にとっては苦手な運動のひとつかと思います。
鍛えていくうちに腕の筋肉も発達して楽に腕立て伏せを行えるようになりますが、そもそも鍛えたいのは腕ではなく大胸筋。
そこで腕に負荷がかかりにくくなるように、膝を床につける膝立を行いましょう。

膝が痛くならないよう、床にはヨガマットやバスタオルを畳んだものを敷いて、そこに膝のみつけて腕立て伏せのポーズをとり、腕を曲げてまた伸ばします。
回数を増やすよりも、ゆっくりじっくりと行ったほうが効果的です。
また手の平を置く位置があまり前に出ていたり、横に広げ過ぎていると効果は半減。
なるべく胸の位置に手の平がくるように床につけ、腕を曲げた時に手の平が胸のすぐ外側にくるような位置にセットしましょう。

せっかく引き上げたバストですから、肌のお手入れもしてハリのあるバストにしたいもの。
バストケア用の乳液やクリームを塗ると、乾燥を防いで潤いのあるお肌になるので効果的。
バストケア用クリームを塗ってバスト全体をマッサージするのも、乳腺を刺激するのでお勧めです。

やり方はバストの外側に沿って内側から外側へ手を動かし、左右10回ずつ行います。
それからバスト全体を両手で軽く持ち上げます。
マッサージ時はあまり強く手を動かさずに、優しく扱いましょう。

なおバストケア用クリームで気をつけたいのは、塗るだけでバストを大きくすると謳っているような商品です。
これらは脂肪を増殖する成分やホルモン剤が含まれていて、副作用がある商品も。
正しい知識を持ってバストケア商品を選びましょう。

痩せ形の体型の人は脂肪がないから胸が小さいわけですが、そもそも女性ホルモンの分泌が少ないのでバストが小さくなり、痩せているわけです。
大胸筋を鍛えることでバストアップは可能ですが、胸を大きくするのは別の問題。
まずは女性ホルモンの分泌を高め、乳腺を発達させてバストに脂肪がつくようにすることが必要です。

女性ホルモンを分泌させるために重要な視床下部や下垂体に問題があると、卵巣に命令を出すことができずに、分泌も今一つ。
そのためにはストレスを受けないようにする、過激なダイエットを避ける、食生活の乱れを直す、過剰な運動をしない、よく睡眠をとるなどが必要。
膝立運動ぐらいの軽いものは、小胸さんでも形を整えるのに有効ですが、あまり厳しい筋トレを行うと、女性ホルモンの分泌が減ってしまうのでご注意を。

いかがでしたか？
膝立運動による筋トレは大き目のバストにも、小さ目のバストにも有効です。
ただし大き目のバストの方が重力によって垂れやすいのは事実、垂れをくい止めるためにも早い時期から胸を鍛える運動をすべき。
ぜひ膝立運動を続けて、美乳を目指しましょう！