原因の多くは心理的ストレッサ―？ニキビを直すにはメンタル面のケアから

ニキビの原因には食生活の乱れや、ホルモンバランスの乱れなど色々な理由がありますが、なかなか治らないニキビの場合、ストレスなどを疑った方がよさそうです。
原因である心理的ストレッサ―を取り除く、取り除けないならかわす方法を考えるのもニキビの治療の一部。
メンタル面の不調を直して、ニキビもなくしましょう。

ストレスの原因となるストレッサ―には、物理的ストレッサー、化学的ストレッサー、生理的ストレッサー、心理的ストレッサー、社会的ストレッサーなどがあります。

物理的ストレッサーは温度が快適ではなかったり、騒音に悩まされることなどを指します。
化学的ストレッサーは、シックハウス症候群のような化学物質による刺激や、金属へのアレルギーも原因。
アルコール、タバコ、添加物もストレッサ―になり得ます。
生理的ストレッサーは疲労や病気によってイライラするもの。
社会的ストレッサーは職場や家庭に問題がある際に発生し、主に人間関係や金銭問題、教育問題や昇進などもストレスになることも。

残る一つが心理的ストレッサーですが、これは他のストレッサ―の影響で発生することもあります。
自分では状況をなかなかコントロールしづらいので、改善が難しいのもこのストレッサ―かもしれません。

心理的ストレッサ―があるとイライラするだけではなく、不安や焦りといったネガティブな感情も生まれます。
人によっては抑うつ状態になることもあり、なるべく早くストレッサ―を取り除きたいもの。

どんな状況で心理的ストレッサ―を感じるかというと、締め切りのある仕事でその期限が迫っている時、重要なミーティングなのに遅れそうな時、仕事のノルマが達成できない時、昇進したけれど周囲の人間関係に問題がある時、皆の目の前で叱られたり失敗した時などです。
あとはいわゆる心配性として片づけられがちですが、事故や病気への不安もストレッサ―になるのです。

ストレッサーによってストレスが生じるメカニズムは、まずストレッサ―により過剰なストレスを受けることから始まります。
そのストレスにより、自律神経や内分泌をコントロールする視床下部に影響。
体が危機に陥っていると判断されると、今度は男性ホルモンが分泌されることが。

男性ホルモンは肌を肥厚させて毛穴が詰まりやすくなる上に、皮脂の分泌を盛んにするため、ニキビができやすくなるのです。
またストレスを受け交感神経が活発になるとノルアドレナリンの分泌が増え、これにより皮脂の分泌が高まり、やはりニキビの原因になりやすいのです。
皮脂が毛穴を塞いだところにアクネ菌が増殖し、炎症が起きるとニキビも悪化してしまいます。

ストレッサ―を放っておかずに行動に出ると、ニキビが改善することが。
心理的ストレッサ―の中でも、比較的コントロールが可能なのが、締切のある仕事や重要な会合への参加です。
締切ぎりぎりにならないと物事に取り掛かれない人は、そのクセを直して心理的負担を減らしましょう。
遅刻の癖も同じで、ほんのちょっと早めに着くように家を出る時間を早めるだけ。
病気や金銭問題のストレッサ―はくよくよ悩んでいても解決しないことを知り、情報を集めたり行動することで不安を減らすことができます。

人間関係から発生するストレッサ―がコントロールしにくい最たるものですが、コントロールしようと思うのもストレスになります。
他人は自分の思い通りに動かないものですから、自分が変わることで状況を打破しましょう。

心理的ストレッサ―を取り除くことは、一朝一夕ではできません。
その間のメンタルをよくするために、ストレスを軽減する食べ物や飲み物を摂ってみてはいかが？

ストレスによって血糖値、血圧、体温などが上がるとタンパク質を消費してしまうので、タンパク質を摂取するのは効果的です。
ニキビの元となる皮脂の分泌を増やさないよう、脂身の少ない肉を食べるようにしましょう。

あとカルシウムがイライラに効くなどと言いますが、、脳神経の興奮を抑える作用があるのは確か。
カルシウムを多く含む乳製品や小魚を食べてみましょう。
興奮を抑える神経伝達物質セロトニンを増やすため、その原料となるトリプトファンを多く含む乳製品、大豆、ナッツも有効です。
リラックス感を得るため、副交感神経が働く飲み物であるココアや炭酸飲料もお勧め。

いかがでしたか？
心理的ストレッサ―を完全になくすことは難しいもの。
でもストレス解消ができる機会を持つことで、精神的に健康でいることができます。

また苦手な人がいる会社やサークル内でも、仲の良い人や味方がいれば、精神的な負担はかなり減ります。
そのような環境を作りニキビを減らすため、自分で行動を起こしましょう。