ワキガ治療の一つ「電気凝固法」は脱毛と治療を同時に実現！詳しく知りたい効果と費用

まずはワキガの原因となる「アポクリン汗腺」について知っておきましょう。

人間は「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2つの汗腺を持ち、ワキガに大きく関わっているのが「アポクリン腺」になります。

アポクリン腺から出る汗は白っぽい色をして粘り気があるのが特徴で、この汗に含まれる成分によってワキガ独特の匂いが発生します。

またワキガの人は汗腺が大きく数も多いのが特徴です。汗腺の数は生まれつき決まっているので自分ではどうしようもないんですね・・・。

汗は白っぽい色で粘り気があるのが特徴で、タンパク質・脂質・糖質・アンモニア・鉄分などが含まれています。これらの成分が常在菌により分解されることで、ワキガ独特のにおいが発生するのです。

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ワキガを治すにはアポクリン汗腺をどうにかしないといけない・・・
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ワキガ治療はたくさんの方法がありますが、そのひとつに「電気凝固法」があります。

もともとはエステなどで脱毛の施術として行われていた治療法です。なぜ脱毛が有効なのかというと、わき毛に汗が付着すると、ワキガの匂いを拡散する効果があります。ですのでワキガに匂い軽減に、わき毛を除去するという脱毛は効果的なんです。

電気凝固法には2種類が存在します。

■小林式絶縁針電気凝固法（A法）

小林式絶縁針電気凝固法は電極のついた針を毛穴に刺し電流を通して毛根を凝固させる方法です。毛穴と一緒になっているアポクリン汗腺も熱凝固するため、アポクリン汗腺の機能を抑えることができます。

軽度〜中度のワキガ症状に有効です。

小林式絶縁針を用いた脱毛の要点は、次のとおりです。
　
（１）毛根に沿って針を刺入するが、針の刺入震度が常に一定（３～５ミリ）でそれ以上は入らない。
（２）皮膚に傷ができないように、針が皮膚面に接する部分が絶縁されている。
（３）浅い毛乳頭でも深い毛乳頭でも、一本の針で十分凝固破壊できるように、皮膚内の針の焼ける部分を長めにしてある。
（４）従来の電気凝固法に比べ、通電時間は約４倍、電気の強さは約２倍にできるようになった。
（５）１回の通院で、脱毛部位（ワキガの場合、両方のワキ毛）に生えている毛すべてを脱毛してしまう。

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■Ｘ針電気凝固法（Ｂ法）

A法では中程度以上のワキガの人に対して効果が低いのに対し、B法は中程度以上の人も効果を実感する治療法です。しかしA法のように脱毛効果は見込めません。

中程度以上の人も「かなり」満足する効果を得る目的で、「Ｘ針」と呼ばれるワキガ臭専用の太くて長い針が開発されました（これも、小林式絶縁針の小林敏男先生が考案されたものです）。太くて長いため従来の絶縁針よりハイパワーな電圧がかけられるのです（これをＢ法と呼んでいます）。

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ワキガの強さによって効果に違いが出る
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電気凝固法はさまざまなメリットを感じることができます。

・傷跡が残らない
針を刺す治療法なので傷跡が残りません

・脱毛できる
A法の場合は脱毛も一緒に行えます

・施術時間が短い
1回、20～30分程度で終わります

・ダウンタイムが短い
患部を固定したりしないので治療後に普段通りの生活に戻れます。当日からシャワーも浴びれるのです

手術痕も残らない手軽な電気凝固法ですが、デメリットも理解しておきましょう。

・アポクリン汗腺の取り残し
電気凝固法で完全に除去することは難しいです。そのため臭いがまた発生する場合があります

・複数回施術が必要
1回の治療ではすべての汗腺を対処することはできないので、複数回通院する必要があります

ワキガの治療はその効果も重要ですが、気になるのは費用ですよね。電気凝固法はどのくらい必要になってくるのでしょうか。

1回約10万円必要だと複数回通院する場合、「回数×10万円」の計算になります。電気凝固法でワキガ対策をする場合は結構な費用が必要ですね。A法だと脱毛も行えるので一石二鳥ではあります。

残念ながら保険適用ではないので、低価ではないと思っておきましょう。

料金は、施術する回数やクリニックによってまちまちですが、１回あたり10万円～、３回ですと30万円～になるところが多いです。

出典: http://wakiga-cream.net