生理中の身体の症状、放っておかないで！生理中に食欲不振となる原因は？

多くの女性が生理前に食欲が旺盛になり、生理中は食欲が減退すると感じていますが、生理中は食欲がないからと言って、食事量を急に減らすのはオススメできません。貧血や脱水症状を招く可能性があること、さらに生理中の不快な症状を悪化させる可能性があるためです。精神的にも落ち込みやすい生理中、身体の症状にも悩まされるのはつらいですよね。今回は生理中の食欲不振の原因と対策をご紹介します！

生理前には、女性ホルモンが各臓器に指示を出し、血液を押し出す準備が始まります。この時、骨盤の中はうっ血状態となり、血液量が多くなります。すると、子宮が膨らみ、骨盤の神経を圧迫するので下腹部が張って苦しくなり、食欲不振が起こります。また、生理痛や吐き気の症状から食欲不振となることも考えられます。

食欲不振の状態になると、通常の食事、固形物を食べるのが億劫になりますよね。無理して食べると余計に気分が悪くなるので気をつけたいところですが、食べないのは良くないのでジュースやスープなどの流動食で栄養をとるようにしましょう。この時気をつけたいのが、冷たいものは極力避けるということです！血行が悪く、うっ血状態が続いている所に冷たい物と摂取すると、更に血行が悪くなってしまい症状が悪化することが考えられます。温かいスープやおかゆなど、身体を冷やさない食事を選ぶよう心がけましょう。

生理中に摂りたい栄養素を３つご紹介します。食欲不振の時は食べられる量が限られてしまうので、効率的に不足しがちな栄養素、または、生理中の諸症状に効果的な栄養素を摂るようにしましょう。

■鉄分

鉄分は身体中に酸素を運ぶための必須成分の一つです。血液が私たちの身体中に酸素を行きわたらせてくれるのは鉄の存在があればこそです。生理中は出血により体の中からたくさん鉄分が排出されるため、血液中の酸素が薄くなる、いわゆる貧血になりやすい状態です。貧血予防のためにもしっかり鉄分をとるようにしましょう。ホウレンソウや、ひじき、小松菜、レバーなどに多く含まれます。ホウレンソウの胡麻和え、レバーの煮込みなどいかがでしょうか。

ほうれん草のごま和え

出典: http://cookpad.com

鶏レバーの煮込み

出典: http://cookpad.com

■ビタミンＥ

血液の循環を良くしてくれるビタミンＥは抗酸化力も強く「若返りのビタミン」としても注目を浴びていますよね。ナッツ類や緑黄色野菜に多く含まれていますが、熱に弱いので生で撮るのがオススメです。ピーナッツやパセリなどに含まれています。

■ビタミンＣ

鉄分とビタミンＥとあわせて摂りたいのがビタミンＣです。ビタミンＣは鉄分とビタミンＥの吸収を補助する成分です。皆さんもご存知の通り、シミや肌荒れの防止にも効果的なので、生理中の気になる肌の不調にもオススメです。ビタミンＣは水に溶けやすく、身体に溜めておくことが出来ないので、継続して摂取する必要があります。