マラセチア菌という細菌をご存知でしょうか?
実はコレ、アクネ菌と同じようにニキビを作り出す原因の一つなんです。では一体どんな細菌なのか、アクネ菌についておさらいしながら、マラセチア菌の特徴や働き、マラセチア菌によってできてしまったニキビの予防や対処方法をご紹介します!
ポピュラーな細菌・アクネ菌について
ニキビといえばアクネ菌が有名だよね!
まずは最もポピュラーな細菌・アクネ菌について説明していきます。ニキビ=アクネ菌というような想像もできるくらい有名な菌ですが、詳しく見ていきましょう。
アクネ菌(プロピオニバクテリウム・アクネス)は私たちの体に住み着いている常在菌の一つになります。常在菌で特に有名なのが善玉菌です。このように誰しもが持っている細菌がアクネ菌なのです。
出典: http://members2.jcom.home.ne.jp
アクネ菌(プロピオニバクテリウム・アクネス)は私たちの体に住み着いている常在菌の一つになります。常在菌で特に有名なのが善玉菌です。このように誰しもが持っている細菌がアクネ菌なのです。
男女問わず皮膚に最も多く存在する細菌のひとつです。
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アクネ菌の特徴とは?
皮脂がいっぱい出るところが好き!
肌に常在している菌のアクネ菌。その特徴を見ていきましょう。
アクネ菌は体全体に存在しているわけではありません。ある部分をよく好む性質があります。それが皮脂が多く分泌するエリアです。人間のパーツでいうと顔・背中・胸になります。思い返すと確かにニキビができやすい場所ですね。
アクネ菌はこの皮脂分泌が多いエリアに住み着き、皮脂を分解して脂肪酸を作り出します。この脂肪酸がニキビの大きな原因と言われているのです。特に皮脂が詰まりやすい毛穴など、アクネ菌の大好物なのです。
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アクネ菌は体全体に存在しているわけではありません。ある部分をよく好む性質があります。それが皮脂が多く分泌するエリアです。人間のパーツでいうと顔・背中・胸になります。思い返すと確かにニキビができやすい場所ですね。
アクネ菌はこの皮脂分泌が多いエリアに住み着き、皮脂を分解して脂肪酸を作り出します。この脂肪酸がニキビの大きな原因と言われているのです。特に皮脂が詰まりやすい毛穴など、アクネ菌の大好物なのです。
アクネ菌が分泌するポルフィリンという物質は、紫外線が当たると大量の活性酸素を生み出し、にきびの炎症や皮膚細胞を破壊する働きがあることがしだいに解ってきました。
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ニキビに関するもう一つの細菌・マラセチア菌
顔以外の皮脂分泌が多い体のパーツが好き
アクネ菌のことを説明しましたが、実はニキビに関連する細菌はもう一つありました。それがマラセチア菌です。聞き馴染みがない細菌ですが、アクネ菌と同様肌に住み着く常在菌の一つであり、真菌というカビの一種になります。
マラセチア菌が原因でできるニキビの正式病名はマラセチア毛包炎と言いいます。
マラセチア菌が原因でできるニキビの正式病名はマラセチア毛包炎と言いいます。
マラセチア菌の特徴とは?
胸や二の腕にできるニキビの原因がマラセチア菌
マラセチア菌の特徴は背中・肩・二の腕・胸など顔以外の体の部分にできることです。アクネ菌と同様に皮脂を分解して出す物質がニキビの原因になります。マラセチア菌が原因のニキビは痛みなどはないのですが、自然治癒が難しいのが現状です。しかし医療機関で適切な処置を受け、抗真菌外用薬を塗るとすぐに治ることも特徴です。
マラセチア菌ニキビの予防と対策
専門機関を受診するのがオススメです
アクネ菌と同様に皮脂を好む性質があるので、こまめに洗顔やスキンケアをして対策をする必要があります。しかし一度できてしまうと自然治癒が難しいニキビなので、様子を見て皮膚科などの専門機関を受診しましょう。専門機関にて抗真菌外用薬や内服薬を処方してもらうことで、治癒も早まると思われます。
まとめ
今までニキビ=アクネ菌と思っていた人も多かったのではないでしょうか?
できるニキビにも種類がありその原因の一つがマラセチア菌という常在菌の存在でした。アクネ菌と同じく皮脂を好んでニキビの原因となる物質を作りだします。
対策としては日頃から肌を清潔にして、好物の皮脂をバランスよくコントロールすることが大切です。もしできてしまったら、自己処理をせずに専門機関で薬を処方してもらってください。