生理不順や無月経などの悩み…。月経異常の原因と対策

生理不順や無月経などの悩み…。月経異常の原因と対策

月経異常に悩みを持つ方が急上昇

出典:http://www.ikecli.com

近年、生理不順や無月経による“月経異常”に悩みを持つ女性が増えてきています。
「生理が大幅に遅れるけど私って月経異常なのかしら…」
と、“月経異常”という単語を聞いても基準がわからなければ、自分が異常なのかもわからず対策まで至りません。

今回は、“「月経異常”と言ってもどこからが異常なのか」や「月経異常の原因」、「対策方法」などをご紹介していきます。

自分が月経異常なのか曖昧。どこからが月経異常なの?

生理の悩みで一番多く見られるのが“生理不順”。

これは、規則正しい期間に生理が来ないものを示します。
始めて生理が来た“初潮”から月経周期が不順だという人もいれば、今までは大丈夫だったのに何かをきっかけに一時的に不順になったり、更年期症状の一環として40代後半からいきなり不順になる方も見られます。

女性は生理が規則正しく来ているかによって、ホルモンの状態が正常に働いているかを確認できます。
ですから、「ただの生理不順。」「ほっとけばすぐに来る」なんて油断してはいけません。
あなたが考えている以上に、月経異常というものは深刻なのです。

ただし、「毎月同じ日にぴったり生理が来ません!」というのは生理不順ではありません。
人間の身体は良くできた“機械”ではないです。
生理不順とは一般的に、“正常な月経周期で生理が来ない場合”を示します。

月経周期の正しい数え方

一般的に生理の周期は、“前回の生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの日数”を表します。

大抵の女性が診断時に、前回の生理が“終わった日”を申告しますが、生理は終わった日よりも始まった日のほうが大切だということを覚えておいてください。

この生理が始まる日数が“25~38日”の間に入って入れば規則正しい正常な月経周期なので、月経異常ではありません。
つまり、ぴったり1ヶ月で生理が来なくても数日前後してしまう程度なら、正常な月経周期なので安心してください。

逆に月経周期が“24日以下”、または“39日以上”だった場合は生理不順ということになります。
また、3ヶ月間まったく生理が来ない人は“無月経”といって生理不順よりも深刻な月経異常です。

生理不順には、
周期が24日以下の場合は「頻発月経」
周期が39日以上の場合は「希発月経」
という病名までついています。

また、排卵をせずに生理が来ることを「無排卵月経」と言います。

月経異常の原因①ホルモンバランスの乱れ

それでは、生理の悩みである月経異常はなぜ起こってしまうのでしょうか?
その原因について追及しいていきたいと思います。

生理が正しい周期で定まらない原因として、女性ホルモンバランスの乱れが最も関係していると考えれます。
生理というものは、基本的に“卵胞ホルモン”と“黄体ホルモン”の二つの女性ホルモンによってコントロールされています。

しかし、女性の体内のホルモン分泌のメカニズムはとてもデリケートなため、脳の「視床下部」、「脳下垂体」、「卵巣」のどれかひとつにトラブルが生じてしまうだけで、すぐに月経異常が巻き起こってしまうのです。

月経異常の原因②ストレスによるもの

出典:http://itmama.jp

生理周期は“ストレスのバロメーター”と言われているほどストレスに関係してきています。

精神的なストレスがホルモン分泌に悪影響を与えてしまい、月経異常を起こすことが非常に多いです。
現代のようなストレス社会では、生理不順の根本的な原因がストレスにあるといっても過言ではありません。

たとえば、受験や就職活動時期、転職時期、悩みを抱えているときなどに生理不順になってしまうことが多くありませんか?
女性の周期はとてもデリケートなため、強いストレスを一時的に感じただけで月経異常をもたらしてしまうことがあるのです。

また、ホルモンバランスが乱れたまま放っておくと、将来妊娠しにくい身体になってしまったり、肩こりや頭痛、肌荒れなどの症状が出て悪化してしまったり、本来の閉経がより早まり“骨粗しょう症”や“生活習慣病”などの病気を巻き起こしてしまう危険性もあります。

ですから、一刻も早くストレスを解消し安定した月経周期に戻さなければいけません。

月経異常の対策方法は何かあるの?

生理時の月経異常の対策法として、ストレスを取り除くことが一番の治療法になります。
世の中にはたくさんのストレス発散法がありますが、やはり自分に合ったストレス発散法を見つけるのが一番手っ取り早いです。
産婦人科に行って「ストレスが原因です」と医師の声を聴くのもいいかもしれません。
「ストレスが原因だったんだ…」とわかることで、“悪い病気ではない”という安心感も生まれますからね。

また、ストレス発散以外にも食生活や生活リズムを健康的に整えて、女性ホルモンのバランスを整えることも大切です。
食生活のアドバイスとしては、肉食やスナック系をたくさん食べると女性ホルモンが過激に分泌され、月経異常を起こしやすくなってしまいます。
野菜や魚を中心とした食生活にして、油っぽいものを控えることをおすすめします。

自分で対策するのは不安だ…という方は、産婦人科でホルモン剤を注射する治療が行われていますので、受診してみてください。
また、低用量ピルによる治療が、生理痛なども軽くなるのでおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、生理の悩みのひとつ“月経異常”についてまとめました。
自分が月経異常だと分かったときは、焦らずに産婦人科の受診をしましょう。
また、日ごろからストレスを溜めこまないことも大切ですよ。

   

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