40代は定期的な検診で子宮頸がんを防ぐ!生理時には、婦人科の病気について見つめ直そう

40代は定期的な検診で子宮頸がんを防ぐ!生理時には、婦人科の病気について見つめ直そう

子宮頸がんについて原因と対策を知ろう

出典:https://www.pinterest.com

子宮頸がんにかかった芸能人や、ワクチンの副作用のニュースを見る機会が増え、子宮頸がんの存在は昔に比べて知られるようになっています。
年間で10000人がかかり、うち3000人以上が亡くなっている子宮頸がん。
生理時の不調など、40代のうちからサインに気づいて自分の体を守りましょう。

子宮がんの中で死亡率が高い子宮頸がん

出典:https://www.pinterest.com

子宮頸がんは、子宮の入口にある子宮頚部にできるがん。
森昌子さん、三原じゅん子さん、向井亜紀さんなどの有名人もかかった子宮頸がんは、年間に10000人もの女性がかかるほどポピュラーな病気となりつつあります。
人によっては子宮全摘出となり、40代で亡くなった人も多く、この年代になったら近い将来の閉経なども含め、ぜひ婦人科の病気について見つめ直して欲しいものです。

子宮頸がんは原因がはっきりしているので、それについて対策を立てることである程度回避することができます。
体調のチェックと共に、定期的な検診を受けましょう。

子宮頸がんの原因とは

出典:https://www.pinterest.com

子宮頸がんの発生は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染によって起こります。
このウィルスは皮膚や粘膜へと感染するもので、種類はなんと100以上。
粘膜に感染するウィルスの中で患者から検出された高リスク型HPVは、性交渉の経験がある女性なら80%が感染する可能性があると言われているほど、誰にでも感染するリスクがあるもの。

ところが感染する人としない人に分かれるのは、免疫力によるのです。
免疫力が低下すると様々な病気にかかりやすくなりますが、がんも同様。
免疫力が高い状態ではウィルスは体外に排出されますが、免疫力が下がってウィルスが子宮頸部に残ってしまうと、それが時間を経てがん化してしまうのです。

子宮頸がんを防ぐには定期的な検診を

出典:https://www.pinterest.com

子宮頸がんは原因がはっきりしていますが、進行するまで症状が出ないので、見つけるにはやはり定期的な検診が必要です。
早期に発見できれば子宮の全摘出を避けられる場合もありますし、より体の負担が軽い治療を受けることにもつながります。

専門医は、少なくとも年に一度は経膣超音波検査を受けるように勧めていますが、不正出血や性交時の出血、おりものの異常などが見られたら、検診時でなくても婦人科医師の診察を受けましょう。
なかにはがんのせいで排尿に困難が見られることもあるので、病気のサインを見逃さないようにしましょう。

子宮頸がんを防ぐにはその他にも予防接種がありますが、最近の報道でご存知のように副作用が取りざたされているのが不安材料です。

がんにならないよう、子宮頸部の異形成を見逃さないで

出典:https://www.pinterest.com

定期検診では、がんになる前の異形成も見つけることができます。
異形成とは免疫力の低下によりウィルスが排出されず体に残り、その結果正常な細胞が変化してしまったもの。
これを放置しておくと一部が子宮頸がん化することがあるので、早期発見が望まれます。

肝心なのは、この異形成の段階で治療をすればがんにならないこと。
子宮頸がん検診では子宮頸部細胞診という検査によって、この異形成を見つけることができます。
検査は痛みを伴わず、へらのようなもので子宮頸部の細胞の一部を採取するだけ。
検査時間も短くて済むので、ぜひ2年に1度は検診を受けるようお勧めします。

子宮頸がんが見つかった場合

出典:http://www.sikyugan.com

細胞診では正常な状態がクラスⅠ、子宮頸部の細胞がウィルスに感染して異形成となっていることが見つかった場合、段階はクラスⅡとなりHPV検査を行います。
この検査で陰性なら、毎年検査を行い様子を見ることになりますが、陽性の場合子宮頚部や膣壁を診察するコルポ診を行い、クラスⅢaとなります。
これはコルポスコープという専用器具を膣内に挿入し、炎症や腫瘍などが出来ていないか患部を拡大し観察するものです。

コルポ診で異常が見つかった場合クラスⅢbとなり、円錐切除術が必要になることも。
この段階だとまだがんではなく異形成となり、子宮を全摘出することにはならないので、なるべくこの段階で異常を見つけたいものです。

段階が進んでいて上皮内がんが見つかった場合クラスⅣとなり、円錐切除術を行うか、もっと広い範囲を切り取ることになります。
一番進んでしまった段階がクラスⅤで、上皮内がんや浸潤がんになっている状態です。
こうなると子宮全摘出の可能性も出てくるので、なるべく早い発見が望ましいわけです。

いかがでしたか?
40代はそろそろ閉経も視野に入り、婦人科の病気を持つ人もちらほら出てくる年代です。
今一度体について、特に婦人科の病気について見つめ直しましょう。

段階が進んでしまうと手術の範囲も広くなる子宮頸がんですが、早期発見すれば軽い手術で済む場合も。
検診を受けていない人は、なるべく定期的に受けるようにしましょう。

まとめ

   

生理カテゴリの最新記事