夏に増える胸元ニキビ…原因解明＆対策法6つで肌見せコーデに自信が持てる季節にしよう♪

胸元にニキビができてしまう原因としてまず考えられるのが、皮脂と汗によるものです。

胸元は汗を多くかきやすいパーツといわれています。汗を多くかくことで雑菌が増えるとニキビができやすくなるのです。

また、皮脂を出す皮脂線も頭と顔の次に多く分布しているため、汗だけではなく皮脂量も多いです。皮脂量が多いパーツは毛穴が詰まりやすく、炎症を起こしてニキビができやすい肌環境といえます。

特に夏は、気温のせいで発汗量が増えます。皮脂の分泌量は年間を通してそんなに変わりませんが、夏の皮脂は粘度が高くなってしまうため、肌表面にベタッと付いてしまい毛穴を塞ぎがちになってしまいます。

最近の衣類は化学繊維が使われたアイテムも多くなってきました。化学繊維は吸水性や通気性が悪いため、汗がこもるなど肌にとって良くありません。

また、ブラジャーや寝具など肌に直接触れる布地が清潔でない場合も、肌に余計な刺激を加えることにつながるのです。髪の毛が長く毛先がデコルテに当たっているケースも同様です。

これらの影響によって、ニキビは発生しやすくなります。

ニキビなどの肌トラブルは生活習慣の乱れによっても引き起こります。

■食生活が乱れている
体に必要な栄養素が足りていない、油物や刺激物を好んで食べているなどは、ニキビができる体につながります。

■睡眠不足が続いている
細胞の新陳代謝を促すなど肌を美しくする成長ホルモンは、寝ているときに多く分泌します。睡眠時間が不足していたり、熟眠できていない人はこの成長ホルモンの分泌量が少ない可能性が高いです。

■ストレスが発散できていない
過剰にストレスを受けてしまうと、ホルモンバランスが崩れてしまいます。ホルモンバランスが崩れることによって、

・皮脂の量が増える
・毛穴が詰まりやすくなる
・老廃物の排出が上手くいかない

といったトラブルが増え、ニキビが発生する肌環境になってしまいます。

シャワーを浴びるとき、シャンプー、リンス、ボディソープとさまざまなアイテムを使うと思いますが、これらのすすぎ残しもニキビを作ってしまう原因です。

毛穴や肌表面の汚れを落とす効果があるアイテムですが、化学物質など人工物も含んでいるため、その成分が肌に残ってしまうと逆に肌に刺激を与えてしまうのです。

夏はシャワーでさっとすすぐなど、お風呂の時間も短くなりがちです。お風呂の入るときにきちんとすすげているか、もう一度確認してみましょう。

胸元にできるニキビは、顔にできるニキビとは違うということをご存知でしょうか。

顔ニキビはアクネ菌と呼ばれる常在菌（皮膚に住み着いている菌）が原因で発生します。しかし、胸元など顔以外にできるニキビはマラセチア菌が原因です。
マラセチア菌はカビの一種で、アクネ菌と同様に炎症を引き起こしてニキビを発生させます。

ニキビのでき方は一緒ですが、その原因となる菌が異なるため、アクネ菌に効果のあるニキビケア用品を胸元に使用しても、効果を発揮する可能性は低いでしょう。

胸元にできるニキビの原因を把握したら、予防＆改善する対策方法を実践しましょう！

■生活習慣を見直す

まずは、生活習慣の面から解説していきます。

バランスの良い食事をとる

食事が美肌を作る！
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食事から摂れる栄養は細胞を作る基本となるものです。野菜、果物、豆類、魚類など使う食材の彩りに気をつけて食べましょう。肉類にも栄養は含まれていますが、脂身を多く摂りすぎると、皮脂を増やす原因になるので気をつけましょう。

特にビタミン類は積極的に摂りたいですね！

【ニキビに有効なビタミンの効果】
ビタミンA：ターンオーバを促して肌細胞を生まれ変わらせる
ビタミンB群：皮脂分泌量をコントロールする。ターンオーバーを促す
ビタミンC：炎症の原因を抑える。コラーゲンを生成し、ニキビ跡を緩和する

良質な睡眠をとる

睡眠不足を解消して良質な睡眠をとるために、いくつかポイントを押さえておきましょう。

■夕食は入眠する3時間前までに済ませる
■お風呂は入眠する1時間半前までに済ませる
■入眠前にカフェイン飲料は飲まない
■寝室の照明の色をオレンジ色にする
■スマホやパソコンの使用は入眠の1時間前までに終わる

ストレスを発散する

こまめにストレス解消
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イライラする日が多かったり、ストレスが溜まっているなと感じる人は、適度にストレスを発散させましょう！

【ストレス発散に役立つこと】
■運動する
■泣く、笑う
■良質な睡眠をとる
■大声を出す
■アロマテラピー
■湯船に浸かる
■朝起きたら太陽の光を浴びる

■胸元をケアする

次は、直接胸元をケアしてニキビを改善する方法です。

体を洗うときは注意する

頭から体の順番で洗う
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シャンプーやリンスのすすぎ残しを無くすため、頭を洗ってから体を洗うようにしましょう。

胸元にニキビがすでにできている場合は、タオルでゴシゴシ洗ってしまうと炎症を悪化させたり潰してしまうなど、余計な刺激を与えることになります。

消炎作用のある石鹸などを泡立てて、優しく撫でるように洗いましょう。

衣類などをこまめに替える

衣類が汗で濡れているなと感じたら、着替えましょう。また、寝具のカバーなどもこまめに洗って清潔を保ってください。

肌が刺激に弱い人は、胸元にレースが施されている衣類などは避けましょう。

汗で濡れたら着替えよう
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胸元を保湿する

顔のスキンケアと同様に、胸元など首から下のパーツもしっかり保湿をしてあげましょう。肌が乾燥してしまうと、体の機能によって皮脂分泌量が増えてしまいます。

お風呂上がりなど水分が残ったままだと、水分と一緒に潤いも蒸発してしまうので、しっかり拭いて化粧水や美容液など保湿ケアをしてあげてください。

胸元ニキビに有効なケアアイテムを使うのもOKです。

ニキビは軽度〜重度まで種類を分けることができますが、生活習慣の見直しやセルフで行う胸元ケアで改善が期待できるのは、白ニキビや黒ニキビなどの初期ニキビです。

炎症してしまった赤ニキビや膿を持っている黄色ニキビは、ニキビが悪化してしまった状態なので、セルフケアでの改善は難しくなります。胸元ニキビの症状がひどい場合は、ニキビ専門で治療を行っている皮膚科やクリニックを受診しましょう。