40代の卵巣ガンのリスクとは？生理にまつわる悩みを考えよう

卵巣は子宮の左右に一つずつある臓器で、女性ホルモンを分泌し、卵細胞を成熟させて排卵するという役割があります。
腫瘍の宝庫と言われるほど腫瘍ができやすい場所でもあり、できた場所と良性、境界悪性、悪性といった種類によって分けることができます。

腫瘍は一般的に良性と悪性に分けられますが、卵巣の腫瘍にはもう一つ良性に近いけれど悪性と似た症状が出る、境界悪性腫瘍というものがあります。
卵巣ガンは悪性腫瘍に分類され、種類にもよりますが若年層か逆に50歳以上でかかることが多いため、40代というと統計的には罹患率が少なくなります。

卵巣ガンはホルモンを生み出す顆粒膜細胞腫なら10代、胚細胞性のものは35才位までと、比較的若年層にできやすいガン。
また表層上皮にできる粘液製腺ガンも、若い女性に多いもの。
40代はリスク年齢から遠いようですが、40代前半なら若年層にできやすいガンの、後半なら粘液製腺ガン以外の表層上皮性ガンのリスクが。

卵巣ガンには種類があり、排卵の際表層上皮が傷つき卵巣に取り込まれガンが発生するタイプだと、排卵の回数が多い、つまり妊娠経験がないとリスクが高まります。
また遺伝性の要因がある人、動物性脂肪の摂取が多い人やたばこを吸う人のリスクが高いとされています。

いかがでしたか？
卵巣ガンは骨盤の中にあるので症状が出るのが遅れ、発見も遅れがち。
腹部が張ったり腹痛があったら、早めにエコー検査を受けるとよいでしょう。
腫瘍が発見できたら腫瘍マーカーの測定を行うことで、良性か悪性かを判断し、早期発見につなげることができます。