子宮頸がんとは
子宮頸がんとは?
婦人科の癌の中で、最も多い癌の一つが子宮頸がんです。子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部とよばれる部分から発症します。子宮の入口付近に発症することがほとんどなので、通常の婦人科の診察で検査しやすく、発見されやすい癌です。また、早期発見すれば、治療しやすいですが、進行すると治療が難しいとも言われていることから、早期発見が極めて重要です。
子宮頸がんが発症する原因
子宮頸がんが発症する原因は何?
子宮頸がんの発生には、多くがヒトパピローマウイルスの感染が関連していると考えられています。このウイルスは、性交渉で感染することが知られています。ウイルス感染そのものは珍しいものではなく、感染しても多くの場合症状がでることなく排除されますが、感染が続くと子宮頸がんが発生すると考えられています。
子宮頸がんの症状
子宮頸がんにかかる確率は20代後半から増加し、30代公判がピーク、40代以降は横ばいとなります。近年性交渉の若年齢化もあり、若い女性の患者が増えてきています。初期の子宮頸がんではほとんど症状が出ません。進行とともに、以下のような症状が現れると言われています。
①生理以外で出血がある
②おりものが多くなる
③骨盤に痛みがある
④性交渉中に痛みがある
⑤生理が重くなる
上記症状は他の婦人科疾病にも当てはまる症状なので、気になることがあれば医師に相談しましょう。
①生理以外で出血がある
②おりものが多くなる
③骨盤に痛みがある
④性交渉中に痛みがある
⑤生理が重くなる
上記症状は他の婦人科疾病にも当てはまる症状なので、気になることがあれば医師に相談しましょう。
子宮頸がんの予防
子宮頸がん予防ワクチン
子宮頸がんの予防法として、勧められているのが検診と子宮頸がん予防ワクチンの接種です。ワクチンを接種することで、ヒトパピローマウイルスの感染を予防すると言われています。しかし、このワクチン接種後にめまい、失神、痙攣などの副反応が出たというケースもあり、接種する際には予防接種の必要性、リスク、有用性について十分な説明を受け、よく理解した上で接種を受ける必要があります。
出典: http://ganjoho.jp
出典: http://www.mhlw.go.jp
子宮頸がんは検診により進行がんを防ぐことができます
子宮頸がん検診は非常に有効で、進行がんを防ぎ死亡を減らす効果が証明されています。多くの先進国ではほぼ例外なく、子宮頸部細胞診による検診が行われています。欧米での受診率は高く、例えばアメリカでは、18歳以上の女性の80%以上が、過去3年以内に1回以上検診を受けています(2002年)。一方、日本では過去1年以内に検診を受けた女性は、25%程度にとどまっています。
出典: http://ganjoho.jp
まとめ
定期的な検診を!
女性特有の疾病であり、子宮頸がんは早期発見で防げる病気です。他人事と思わずに定期的な検診を受けることや、ワクチンの接種など検討しましょう。なお、子宮頸がん予防ワクチンについては、厚生労働省や各病院のWEBサイトで情報を集めることが出来るので、リスクや効果など十分理解したうえで判断しましょう。
子宮頸がん予防ワクチンQ&A
出典: http://www.mhlw.go.jp