見落としがちな二の腕、たぷたぷになっていませんか？

ダイエットは減量とボディメイクの2つの方向性があります。
部位によって痩せたいところがあるのは、理想の形を作りたいボディメイク。ちょっと足が細くなりたい、お尻周りをスリムにしたいというように、理想の形に近づける部分やせ。

部分やせの中でも、後回しにしがちなのが二の腕。自分で気づきにくいということもあるけれど、足やウエストに比べて、目立たない気がしていませんか？

実は二の腕は単独ではそこまで差を感じなくても、全体においてビジュアルがとても大事なパーツです。バイバイと手をふるときに、タプタプが気になるというどころじゃありません。二の腕に脂肪がつき始めて、太くなってくると、なんだかちょっとがっしりして見えてきませんか？

そう二の腕が太ってくると肩まわりにも肉がつき、どっしりした印象を与えてしまうのです。二の腕を鍛えるには外側の上腕三頭筋を鍛える必要があります。
内側の筋肉はものを持ち運んだりすることに使う筋肉で、日常的によく使いますが、外側の上腕三頭筋はあまり使わない場所。そのため二の腕が気になり始めたら、まずこの筋肉を鍛えましょう。

腕が正しい位置にあるか知っていますか？実は仰向けに寝て、横に手を置いた時に、手のひらが上に向いているのが正しい腕の位置です。これが横や下を向いてしまうのは腕がねじれている証拠。このねじれをまず解消するためにストレッチを行いましょう。

1.まず手のひらを下に肩の位置まで手を広げます。
2.肩からひねるように腕をひねります。

これを繰り返すと外と中の筋肉が刺激されて、二の腕が細くなっていきます。

たるみのように鍛えて対策をする場合、ダンベルやペットボトルを使いましょう。ダンベルやペットボトルを持った腕を上に向かって伸ばしたり曲げたりを繰り返します。ゆっくりと息を吐きながら、動いている筋肉を意識しながらトレーニングすることで、より効果が期待できます。

二の腕がなかなか効果が出にくいのはリンパの流れが滞っているからかもしれません
二の腕のすぐそば、脇にはリンパ節があります。老廃物を流して代謝をあげましょう。脇のくぼみを押すマッサージは肩まわりをすっきりと見せてくれます。
全体をマッサージする前にしておくと効果的です。

ゴリゴリと堅さを感じることもあるかもしれませんが、あまり強く押しすぎないで、ほぐして流れをよくすることを優先します。脇のリンパが滞ると二の腕だけでなく、肩や首周りにも影響が出ます。
しっかり流して老廃物をためないようにしてあると、デコルテラインもきれいに感じられます。

固くなった二の腕をほぐすためのマッサージはローラーを使ったマッサージがおすすめ。特にリファのような、つまんで流すことを目的としたローラーはほぐしながら血行を促進し、セルライトへもアプローチできます。
筋トレをしても減りがイマイチと感じたら、まずほぐして流すところから初めてみましょう。
ローラーがない人は、軽くつまんでほぐしながら、その後、反対の手で肘から脇のリンパへと流すようにマッサージします。ハンドマッサージにはスリミングクリームやジェルを使うといいですね。

二の腕を触ってみて冷たいと思う人も要注意。
二の腕が冷えているとマッサージやストレッチの効果も半減します。腕がすっかり冷たくなってしまっているという人はついている脂肪やセルライトが冷え固まっているのかもしれません。
その場合、半身浴で長い間お風呂につかりながら、二の腕をあたためてほぐしましょう。お風呂につかりながら二の腕をマッサージしていると、徐々にやわらかくなっていきます。

代謝が上がり、流れやすくなると二の腕が痩せやすい環境に近づきます。やわらかくあたたかい状態に、リンパへの流れがスムーズな状態がストレッチや筋トレの効果を高めてくれます。

二の腕痩せは、見落としがちな分、気づいた時には凝り固まってしまっていることもあります。
気づいて慌てて、ストレッチや筋トレをしても、既に固くなってしまうほどだったり、冷えがある場合があります。その状態でどんなにケアをしても、最大限の効果が出にくいため、継続するためのモチベーションが低下してしまい、長続きせずに諦めてしまう人がたくさんいます。

筋トレやストレッチが体の正しい位置関係を作って、たるみを引き締めてくれますが、これは習慣的に繰り返すことが大切。まず最初に、マッサージなどで効果を出しやすい状態に整えてから、筋トレやストレッチを初めてみましょう。

効果を感じることで継続してトレーニングを行うモチベーションが維持されて、目的のサイズに近づけられます。継続したトレーニングで、理想の二の腕を手に入れましょう。