大人ニキビの原因はこれだった！皮脂づまりを解消することでニキビも撃退！

ニキビの原因が皮脂や角質詰まりにあることはよく知られています。しかし、その皮脂・角質詰まりの原因になることが思春期ニキビと大人ニキビとでは異なることをきちんと理解している人は少ないです。

しつこく繰り返すのでとても厄介な大人ニキビ。なぜニキビになるのか原因と対処方法について知ってキレイな肌を取り戻しましょう。

思春期ニキビの特徴は、Tゾーンにできやすいこととジュクジュクしていることが挙げられます。

一方大人ニキビの特徴は、口の周りにできやすいことと乾燥していることが挙げられます。また、若い頃よりも治りが遅かったり、いったん治ったのにまた同じところにできてしまうことも多いです。

ニキビはできているのに他の部分の肌はカサカサ、というのも大人ニキビによく見られる特徴です。女性では生理前にできやすいという傾向もありますが、これはホルモンバランスが崩れることによって引き起こされます。

ニキビができる原因は皮脂と角質、そしてアクネ菌です。

人間の体には皮膚を保護するために皮脂が分泌されますが、これが毛穴に大量に詰まるとアクネ菌が繁殖して炎症を起こします。

アクネ菌は皮膚の常在菌で肌を守る働きをしている有用なものなのですが、皮脂をえさにしているため、皮脂過剰だとアクネ菌も過剰繁殖してしまい毛穴を詰まらせてしまうのです。

このタイプのニキビは赤みをもったニキビですが大人ニキビにはもっと細かい、いわゆる白ニキビというのも多いです。これは炎症ニキビの初期段階で、毛穴が詰まった状態をいいます。

思春期ニキビは成長期に性ホルモンの活動が活発になるため、皮脂分泌も盛んになって毛穴につまることから炎症を起こすものです。ですから、この場合の対処法はとにかく清潔にすること。しっかり洗顔をして顔をきれいに保つようにします。

しかし、これは思春期ニキビにいえることで、この時期を過ぎた大人のニキビには当てはまりません。同じニキビだからといって思春期ニキビの対処法を行ってしまうと逆にニキビを悪化させることにつながります。

大人ニキビの原因は肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーの乱れと肌の乾燥です。

ターンオーバーとは新陳代謝のこと。人間の肌はおよそ28日周期で日々新しい肌に生まれ変わっています。古い角質がはがれ新しい角質が現れるそのサイクルをターンオーバーといいますが、このサイクルが乱れると古い角質がいつまでも肌表面に残ることに。

古い角質は老廃物ですから早く排出した方がいいのですが、これがいつまでも残って皮脂と混ざり合い毛穴をふさいでニキビになります。

ターンオーバーが乱れる原因は加齢とさまざまな生活習慣です。たとえば、睡眠不足。新陳代謝が活発になるのは夜寝ているときなので、睡眠不足が続くと影響を受けます。

大人ニキビを作る意外な原因が乾燥です。ニキビをつくるのは皮脂や角質ですが、これらは肌の乾燥によって引き起こされてしまうのです。

皮脂は肌から水分を逃さないようにするために常に適量必要なもので、外からの刺激を受ければ肌を守ろうとして分泌されます。

肌が乾燥してしまうと、角質層のきめが粗くなり肌から水分が蒸発しやすくなったり、外部からのホコリや汚れといった刺激も受けやすくなります。

そこで肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されてしまい、結果として古い角質などと混ざり合って毛穴をふさいでしまいます。

乾燥肌の原因としては、まず加齢によって肌のバリア機能が低下するということがあります。思春期以降は年とともに乾燥気味になっていきます。

また、大きな原因として挙げられるのが、大人ニキビに対して思春期ニキビのような対処をしていること。ニキビには洗顔や乾燥が大事と同じような対処方法を行っていると、肌がどんどん乾燥して皮脂分泌が盛んになり、いつまでもニキビが治りません。

大人の肌に混合肌というのが存在するのも、こうしたことが原因になっています。

大人ニキビの原因はターンオーバーの乱れと肌の乾燥です。ですから、改善方法としてはこの二つを治すことになります。

ターンオーバーを正常に戻すには、しっかり睡眠をとること。それも質の良い睡眠を心がけましょう。新陳代謝を促す成長ホルモンが出るのは寝てから3、4時間後といわれていますので、コマ切れに睡眠時間をとってもターンオーバーの改善にはつながりません。

また、22時〜時が美肌を作るゴールデンタイムといわれています。この時間帯に3時間以上の睡眠を取るよう心がけましょう。

乾燥については、まず保湿を十分にします。化粧水などでしっかり水分を補給したら、肌から逃げないようにクリームなどで肌にふたをします。ホホバオイルやスクワランオイル、オリーブオイルなどオイルを少量使っても保湿効果があります。