低気圧は生理に影響!?雨の時期のだるさと生理の関係を徹底解説!対策法も教えます

低気圧は生理に影響!?雨の時期のだるさと生理の関係を徹底解説!対策法も教えます

「雨が降るとなんだかだるい…」、「頭痛や生理痛も起こりやすいかも」など、雨の時期に体の不調を覚える人も多いと思います。その不調は低気圧が引き起こしている可能性もあるのです。

今回は、実は生理にも影響を与えてしまう低気圧についてご説明します。低気圧でも元気に過ごすための対処法も教えるので、日頃から意識して雨の時期でも憂鬱にならずに過ごしましょう♪

低気圧とは?その正体から知る!

気圧には低気圧と高気圧がある

出典:https://www.photo-ac.com

まずは、低気圧とは何か?から解説していきます。

上記のイラストのように、天気図には曲線が多く描かれています。この曲線を等圧線と呼び、等圧線が丸く閉じられていて、なおかつその中心の気圧が周囲より低いものを低気圧と指します。

気圧の強さはhPa(ヘクトパスカル)で表されていますが、いくつ以上になる低気圧というような決まりはありません。

低気圧は北半球(赤道から北側)の地帯では、反時計回り(左回り)で風が発生します。低気圧の中心部から上昇気流が起こり雲ができると、雨が降りやすくなるのも特徴です。

この現象により、住んでいる地域に低気圧が来ると、天気が崩れることが多いです。

低気圧が生理に与える影響は?

なぜ生理と関係があるのか

出典:https://pixabay.com

では、なぜ低気圧になると生理に影響が出るのでしょうか。
その原因と言われているのが『自律神経』です。

■低気圧と関係がある自律神経


自律神経とは、脳や心臓などあらゆる臓器やホルモン、体温、血圧などを調整する神経のことです。私たちの体に備わっている自律神経には、交感神経と副交感神経の2つが存在します。

交感神経は、興奮・緊張作用を持ち、副交感神経は鎮静などのリラックス作用を持っています。この2つの神経が交互に優位になっている状態が、自律神経のバランスが良い状態といえます。


自律神経は体と心に影響する
出典: https://pixabay.com



■その自律神経に影響を与えてしまう


気圧がどんどん下がり低気圧が発生すると、上昇気流の影響で空気中の酸素が薄くなってしまいます。すると、体を休息させようと自律神経が働き、日中に活発になるはずの交感神経ではなく副交感神経の働きが活発化します。

副交感神経はリラックス作用があり、一見良いように思えますが、どちらか一方だけに偏っている状態は自律神経のバランスが崩れているといえるのです。

自律神経は生理周期と関わりが深いホルモン分泌の働きにも関係があるため、低気圧によって崩れた自律神経の影響で、生理のスタートが遅れるトラブルが出る人もいます。

低気圧はその他の不調も引き起こす…

やる気の低下も低気圧のせいかも…

出典:https://pixabay.com

低気圧の影響は生理が遅れるだけではありません。低気圧は周囲の酸素が薄くなってしまい、脳や体に必要な酸素が足りず酸欠状態になるケースがあります。

すると、あくびよく出る、眠気が強くなるなどの症状が現れます。雨の時期にだるさを感じやすい、やる気がでない人は、低気圧が関係している可能性が高いです。また、ひどい場合は頭痛や吐き気を引き起こすこともあります。

さらに、自律神経の乱れは代謝機能を低下させる恐れがあります。代謝機能が落ちてしまうと、体に有害な物質を外に出す力も落ちてしまうので、むくみや血行不良につながり、生理痛、古傷が痛む、肩こりというような症状が出やすくなります。

低気圧が発生しやすい時期って?

季節の変わり目や梅雨の時期

出典:https://pixabay.com

低気圧もできやすく、雨が多い時期といえば『梅雨』が代表的です。梅雨とは6月〜7月中旬頃の、よく雨が降る時期を指します。この梅雨前線上にも低気圧は発生しやすいので、梅雨の時期も自律神経のバランスは崩れやすいといえます。

また、季節の変わり目も注意が必要です。日本には春夏秋冬の4つの季節がありますが、春と秋は低気圧と高気圧が頻繁に繰り返し発生するといわれています。

特に注意したいのが春の梅雨です。春は発達した低気圧が発生しやすい時期で、1週間ほど天気が崩れやすくなる『菜種梅雨』と呼ばれる時期が存在します。この期間の気温も冷え込みも、自律神経のバランスを崩す原因です。

低気圧で体調を崩さないためにも、次の項目から低気圧の時期の対策方法をご紹介します。

まずはいつ来るかを把握:低気圧アプリ

いつ来るかわかれば心の準備ができる

出典:https://pixabay.com

低気圧は自然が引き起こす現象なので、止めることはできませんが、いつ来るかを予想して心構えができます。低気圧が発生することがわかれば、生理周期の遅れや体のだるさ、やる気の低下、頭痛などに備えることができるでしょう。

低気圧が発生しやすい時期というのは大体予想されていますが、地域によって発生するタイミングが異なります。自分の住んでいる地域の気圧情報がわかるアプリを使うのがおすすめです。

『頭痛ーる』は日本の各主要都市の天気と気圧予報が見られるアプリです。頭痛が起きやすくなるとプッシュ機能で知らせてくれます。

「頭痛ーる」をApp Storeで
https://itunes.apple.com/jp/app/%E9%A0%AD%E7%97%9B%E3%83%BC%E3%82%8B/id602991338?mt=8

頭痛ーる:気圧予報で体調管理 – 気象病・天気痛対策アプリ – Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.pocke.android.zutsu&hl=ja

日頃から自律神経のバランスを整えておく:生活習慣

1日始まりは自律神経もスタートさせる

出典:https://www.photo-ac.com

低気圧が自律神経に影響を与えますが、崩れやすくない体にするためにも、日頃から自律神経を整えることを意識しておきましょう。生活習慣でのポイントをご紹介します。

【自律神経を整える生活習慣のポイント】
・起床後はコップ1杯の水を飲む
自律神経の活動をスタートさせる

・朝食はきちんと摂る
体内時計と自律神経がリセットされる

・深呼吸をする
酸素をたくさん取り入れて、酸欠状態を防ぐ。自律神経を整えることにもつながる

・体をよく動かす
血行がよくなってだるさが緩和される

・背中や腰を温める
背中や腰を温めると、血管や神経に温熱刺激が伝わって自律神経の乱れを防ぐ

・湯船に浸かる
体を温めて睡眠の質を高める

・睡眠不足を改善する
睡眠不足でストレスがたまると、自律神経のバランスを崩してしまう

・大声を出す、笑う、泣く
ストレス緩和効果が期待できる

自律神経のバランスを整えておく:食事

自律神経に良い栄養素を摂ろう

出典:https://www.photo-ac.com

次は、自律神経を整えるための食事のポイントをご紹介します。自律神経に良い影響を与える栄養素を積極的に摂りましょう。

【自律神経を整える食事のポイント】
・食物繊維、発酵食品
この2つは腸内環境を整える。腸内環境が改善されると自律神経に良い影響を与える

・ギャバ(アミノ酸の一種)
神経伝達物質として、脳のあらゆる機能を調整する

・ビタミンA・C・E
抵抗力の向上、免疫力の向上、自律神経のコントロールに作用する

・カルシウム
カルシウム不足は神経系に悪影響を与える。摂ることでイライラや不眠の症状を緩和する

まとめ

低気圧に備えて元気よく♪

出典:https://pixabay.com

いかがでしたか?

低気圧は自律神経に影響を及ぼすため、生理周期の遅れや、だるさ、やる気の低下につながることがわかりましたね。また、頭痛や生理痛、肩こりなどを引き起こす原因ともいえます。

低気圧でも元気に過ごすためには、まず、アプリなどを使っていつ低気圧が発生するのかを事前に把握しておきましょう。そして、日頃から自律神経のバランスを整える行動を取ることが大切です。

自律神経を整えることは、体や心に良い影響を与えるので、毎日意識することをおすすめします♪

   

生理カテゴリの最新記事