治療法がありすぎて混乱…ワキガ・多汗症の治療、手術を全部紹介!学んでおこうメリット・デメリット

治療法がありすぎて混乱…ワキガ・多汗症の治療、手術を全部紹介!学んでおこうメリット・デメリット

ワキガや多汗症は症状を持つ人にとって深刻な悩みですよね。日本ではさまざまな治療法が確立されていますが、一体どんな治療法があって、どんなメリット・デメリットがあるのか探すのが大変です。今回はワキガ・多汗症の治療を合わせてご紹介します!


体臭や汗など現代人はたくさんの悩みを持っています。

思春期に症状が出たり、社会人になってから発症してしまうなど理由はさまざまです。改善するには対策が必要ですが、現在はワキガ・多汗症の治療法はたくさんあり、どれを選択したら良いのか悩みますよね?

そこで今回は確立されているワキガ・多汗症の治療の種類やメリット・デメリットなどを一挙にご紹介します!

多汗症治療(薬液や注射)

薬液をつけたり注射で汗が止まる

まずは多汗症の治療法その1から見ていきましょう。これら治療法も多汗症の度合いによって得られる効果が違う場合があります。

塩化アルミニウム水溶液

「塩化アルミニウム」は市販の制汗剤の主成分としても使われており、汗腺に炎症を起こして閉塞させて発汗を抑制する作用があります。

【メリット】
・比較的挑戦しやすい
・保険適用外だが100mlで800~1000円程度で購入可能
・薬局でも手に入る

【デメリット】
・汗をかいていない時に塗布する必要がある
・継続的に処置する必要がある
・手のひらや足の裏には効果が薄い
・かぶれや炎症が起きる副作用もある

イオントフォレーシス

水道水を入れた専用の機器に手や足を浸し、弱い電流を30分ほど流し汗をブロックする治療法

【メリット】
・手のひら、足の裏、わきの下に施術できる
・保険適用の場合があり、1回600円程度で済む
・1回10分〜20分程度で終わる

【デメリット】
・週1〜3回の治療が必要
・重度の場合は効果が得られない可能性あり
・ペースメーカーなど受けられない人もいる

ボトックス注射

ボツリヌス毒素を気になる箇所に注射して、アセチルコリンの分泌を抑制し制汗する

【メリット】
・額・わき・手のひら・足・うなじに施術できる
・数ヶ月〜6ヶ月程度効果が持続する

【デメリット】
・1回で8万〜10万円必要
・重度の場合は効果が得られない可能性あり

症状の度合いや希望によって治療法は異なります

多汗症治療(内服薬)

薬なら比較的始めやすいかも

次は薬などを内服する治療法です。薬を服用するだけなので比較的選択しやすいのが特徴ですね。

発汗に関しては、アセチルコチンがそれであり、アセチルコリンの働きを抑制して、発汗をおさえるという目的で抗コリン薬が使用されます。

多汗症で用いられるのは、「プロパンテリン臭化物」が一般的なようです。

【メリット】
・内服薬なので全身に効果的
・薬を飲むだけなので手軽
・1ヶ月で数千円程度

【デメリット】
・持病がある場合は服用できない
・他の治療が効かない場合の補助的な治療
・目の調整機能に異常が出る場合がある

多汗症治療(注射や電磁波治療)

切らずにできる治療法も出てきた

次は手術よりも軽い治療法になります。電磁波治療などは比較的新しく誕生した治療法になります。

神経ブロック

首にある「星状神経節」に、麻酔を注射します。多汗症の症状を緩和する効果があると言われます。

【メリット】
・1回の治療で3年ほど効果が持続する
・1回で千円程度

【デメリット】
・10~30回治療が必要

マイクロウェーブ療法

マイクロウェーブと呼ばれる「電磁波」を照射して、汗腺から汗が出ないようにする方法です。電子レンジのように、水分に反応して熱を発生させるしくみで、汗腺組織を破壊します。

【メリット】
・傷跡が残らない
・麻酔によって痛みがない
・1回の施術で該当部分の汗が止まる

【デメリット】
・効果は半永久的
・1回で両脇35万〜45万円程度必要

汗が止まれば密着しやすい♡

多汗症治療(手術)

回数が嫌なら手術もあります

一回で汗を止めたいなら手術が一番ではないでしょうか。しかし傷跡の問題や費用の問題もあるのでしっかりと吟味しましょう。

ETS

胸部交感神経を遮断(切断)することで発汗の伝達をブロックする手術です。

【メリット】
・術後から汗がピタリと止まる
・効果は一生続く

【デメリット】
・背中、胸、太ももなどに大量に背が出る場合がある
・片側だけ手術した後1年くらい様子を見る
・1度切った神経は元に戻らない
・1回10万円程度必要

反転剪除法

わき汗を治療する手術。わきの下にメスで2~3センチの切り込みを作り、皮膚を裏返して汗腺(※汗を出す組織)を目視でひとつずつ取り除きます。

【メリット】
・施術直後から効果が現れる
・汗腺を丸ごと除去するので効果は半永久的
・副作用がない

【デメリット】
・傷跡が残る
・術後2〜3日は痛む
・両脇で35万円程度必要

ワキガの治療法(軽度)

症状が軽いなら簡単な治療が選択できる

次にご紹介するのがワキガの治療法です。まずは軽度の症状に効く治療法から見ていきましょう。有効な薬液を自分で塗布したり薬を内服するなど、軽度なら比較的難しくない治療が選択できます。

塩化アルミニウム液

多汗症などの汗対策に医療用としても用いられるほど、汗を抑える効果は絶大です。

これは塩化アルミニウムが汗腺の開口部を塞ぐことによって汗が出るのを防ぐためと考えられています。

【メリット】
・100gで1000円程度
・自分で手軽にできる

【デメリット】
・炎症やかぶれなどの副作用が出る場合がある
・1日に1回〜1週間に2〜3回塗布する必要がある
・効果が出るまで数日必要
・他のワキガ対策と併用が難しい

臭化プロバンテリン(プロバンサイン)

プロパンサインは多汗症の汗を抑える内服薬で、服用後約5時間、異常な汗の症状を抑える効果があります。有効成分の臭化プロパンテリンは抗コリン剤と呼ばれる薬で、汗腺を刺激するアセチルコリンという神経伝達物質の放出を阻害することで、汗を抑制します。

【メリット】
・内服薬だから手軽
・100錠で5000〜6000円程度

【デメリット】
・口の渇きや眠気などの副作用がある
・心臓病など持病がある場合は適用できない

ワキガの治療法(軽度~中度)

〜中度までなら傷跡を残さなくて良いかも!

続いては軽度〜中度の症状に有効な治療法です。多汗症も一緒に治療できたり、脱毛も行えるなど一つの治療で2つ症状が改善できるのがメリットになりそうです。

ボトックス注射

ワキガの原因となるアポクリン汗腺や、発汗のもととなるエクリン汗腺のはたらきをおさえる成分「ボツリヌストキシン」を投与することで、ワキガ臭と汗の量を軽減する効果が期待できます。

【メリット】
・額・わき・手のひら・足・うなじに施術できる
・数ヶ月〜6ヶ月程度効果が持続する
・汗も一緒に抑えることができる

【デメリット】
・1回で8万〜10万円必要
・重度の場合は効果が得られない可能性あり

電気凝固法

高周波電気凝固機器と、絶縁針を使用することで高周波の熱エネルギーをアポクリン腺や皮脂腺に与え、選択的に破壊することができます。

【メリット】
・体に負担が少ない
・切らないので傷跡が残らない
・すそワキガにも有効
・汗も一緒に抑えることができる
・脱毛も一緒に行える

【デメリット】
・1回の治療で6万〜10万程度必要
・再発する可能性がある
・1回で終わらない場合もある

臭いに自信の持てる体になる!

ワキガの治療法(中~重度)

重度の場合は最初から手術が有効の場合も・・・

ワキガの症状が重いと判断できる人は、最後には「手術」という治療法を選択することになる可能性が高いです。傷跡の問題もありますが、汗腺に直接アプローチするのでその効果は高いものが期待できます。

直視下手術法(剪除法)

直視下摘除法はわきの下をメスで3~5cmほど切開し、皮膚の裏側についているアポクリン汗腺を医師が目で確認しながら取り除くという方法。

【メリット】
・汗腺を除去するから高い効果が見込める
・汗も一緒に抑えることができる
・副作用がほとんどない

【デメリット】
・傷跡が残る
・術後痛みが出る
・患部を固定する必要がある
・両脇で20~30万円

非直視下手術法(皮下組織吸引法)

ワキの下を1cm程切開して、カミソリの刃のついたワキガ治療専用の高度な手術器具を使って、組織を削りとることでワキガの原因のアポクリン腺を取り除きます。

【メリット】
・傷跡が比較的小さく済む

【デメリット】
・組織の回復まで時間が掛かる
・手探りなので汗腺が残る場合がある
・1回15万程度必要

非直視下手術法(超音波吸引治療法)

皮下組織吸引法をベースにして改良された手術です。カニューレでかき取る変わりに超音波を発生させ、その熱でアポクリン腺をはじめとする汗腺を破壊しながら吸引します。

【メリット】
・傷跡がほとんど残らない
・施術時間が短い

【デメリット】
・汗腺の取り残しが出る場合がある
・重度の症状には効果がない場合がある
・1回で18~30万円程度必要

非直視下手術法(皮下組織削除法)

カミソリの刃と皮膚を押さえるローラーを組み合わせた専用器具を使うのが特徴です。ワキの下を1cmほど切開し、皮膚の表面をローラーで転がしながらカミソリ部分で皮下組織ごと削り、アポクリン腺やエクリン腺を除去します。

【メリット】
・傷跡が小さい
・汗腺が均等に取り除けて多汗症も治療できる

【デメリット】
・数カ所切開する必要がある
・1週間患部を固定する必要がある
・術後の肌に色素沈着など出る場合がある
・1回で20~40万円程度必要

まとめ

気になる治療を専門家に聞いてみよう♪

今回はワキガと多汗症の治療法をご紹介しましたが、いかがでしたか?

まず多汗症ですが、内服薬や薬液の塗布、注射、そして手術が選択できます。症状の重さによって有効な治療法も変わります。費用も保険適用内外様々あり、それによって異なります。

またワキガも軽度〜重度の症状で選択できる治療法は変わり、どれも数十万単位費用が必要です。傷跡が残る・残らないも女性にとっては大切ですし、せっかく治療したのに再発するというのも避けたいですよね。

どれが良いかはあなたの症状と希望により異なります。まずは専門家のカウンセリングを受けて選択をすことをオススメします。

この記事のライター

hanimi[ハニーミー]の公式アカウントです。

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