もしかして私も・・・?20代に多い子宮筋腫について知ろう!

もしかして私も・・・?20代に多い子宮筋腫について知ろう!

20代女性に多い子宮筋腫。実は婦人科系で最も多い病気なのです。

子宮にできる筋腫ですが、できる場所によって症状が違うなど、厄介なのも事実。できる場所や大きさによっては妊娠にも影響が出てしまいます。

今回はそんな子宮筋腫についてまとめてみました。

子宮筋腫とは?

若い人に多い病気です

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子宮筋腫は女性に最も多い病気と言われています。子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍が子宮筋腫です。子宮内の腫瘍ですから女性ホルモンによってどんどん大きくなります。しかし閉経後は縮小するのが特長です。

大きさは決まっていません。またできる場所によって分類されます。子宮の内側は粘膜下筋腫・子宮の筋肉の中は筋層内筋腫・子宮の外側はしょう膜下筋腫となります。

粘膜下筋腫の症状

子宮の内側にできる粘膜下筋腫

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まずは粘膜下筋腫の症状から見ていきましょう。粘膜下筋腫は子宮の内側に向かってできる筋腫です。月経がいつまでも続く、出血量が多い、貧血になる、月経痛など一般的な子宮筋腫の症状が現れます。

子宮の内腔は赤ちゃんが宿る場所です。粘膜下筋腫は子宮の内側にできるため特に妊娠しづらい筋腫と言われています。

筋層内筋腫の症状

子宮の筋肉にできる筋層内筋腫

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筋層内筋腫は子宮の筋肉の中で成長する筋腫です。筋腫が大きくなると子宮の内側を覆う子宮内膜が引き伸ばされ、月経痛や出血が多くなります。また下腹部にしこりのようなものを感じます。

筋腫が成長するスピードによっては自覚することが難しい筋腫です。太ったと勘違いするため病気と気づかない恐れがあります。

しょう膜下筋腫の症状

子宮の外側にできるしょう膜下筋腫

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しょう膜下筋腫は子宮の外側に向かって成長する筋腫です。大きくならないと症状が現れにくいのが特長です。中には1〜2kgととても大きな筋腫を持つ人もいます。

子宮の外側にできるため生理時の症状がないのも特長です。そのためしこりなどを感じても病気だと気付きにくい筋腫になってしまいます。

子宮筋腫を放置してしまうと・・・

放置するとこんな症状になる

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子宮筋腫は大きく成長すると、周囲の臓器を圧迫します。それにより便意や尿意の近さが変わり、下腹部が張る、月経時以外にも下腹部痛や腰痛などの症状が出る場合があります。

さらに巨大化すると尿管を圧迫して腎臓から膀胱に尿が流れにくくなります。これが水腎症へとつながる恐れがあります。

子宮筋腫は一般的には良性です。しかしあまりにも巨大化するなどした筋腫はガンという可能性もあります。

子宮筋腫の治療方法は?

ホルモン療法や手術があります

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では子宮筋腫はどう治療したらいいのでしょうか?複数の治療法が確立されています。

・ホルモン療法
女性ホルモンを一時的に止める方法です

・開腹手術
腹部からメスを入れて筋腫を摘出します。傷口が大きいため傷跡が残る可能性が大です。また回復にも時間がかかります

・内視鏡手術
大きくない筋腫に有効で、小さな傷口から器具を入れて筋腫を除去する方法です。傷跡が小さく回復も早いです

まとめ

今回は子宮筋腫について説明しましたがいかがでしたか?

子宮の病気で発症人数が多いのが子宮筋腫です。またできる場所によって病名が分類され症状も変わってくるので、注意が必要な病気ですね。

筋腫自体は良性ですが、できる場所や大きさによっては妊娠にも影響が出てしまいます。月経時の様子や腹部のしこりなどに気を配って、おかしいと思ったら速やかに婦人科を受診しましょう。

   

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